​童話からクラシック音楽​を多くの人に

弊団体は2019年10月に櫻井奈々子代表の元結成された。クラシック音楽がまだまだ身近なものとは言い難い日本では、若手演奏家が演奏の機会を持つ機会は少なく、その機会も多くの場合対象は｢大人｣である。代表の櫻井が東京芸術大学声楽科を2018年に卒業後、目黒区立駒場小学校の音楽専科講師として働く中で次のように強く思うに至った。子どもたちは幼少期にクラシック作品に親しむ機会がほぼ無く、接する機会があったとしても限られた作品であり、かつ子どもたちが理解し想像を膨らませるような楽しさを提供できているものは限られている。
しかし一方で、多くの動画コンテンツ等が子どもたちの周りに溢れている中でも、多くの童話が図書室から借りられ親しまれてもいる。
子どもを対象にしている童話作品は、絵や文章を使って大切なことを簡潔に伝える。
他方、音楽家たちは風景や心情を観客の心にいかに届けるかに技術を磨き心血を注いできた。
それならばクラシックと童話と組み合わせることができないか。そして、子どもたちとも一緒にできる参加型の作品にすることで、子どもたちが楽しみながらクラシックの素晴らしさを体感できるのではないかと考え、｢童話を題材にしたクラシック作品｣を演奏する団体を設立するに至った。
「敷居は低く、質は高い」演奏を少しでも沢山の方に聴いて頂くことを目標としている。

​​